私にとっての本気の恋愛

恋がしたいとずっと思っていた。今でも時々思う。初恋は、保育所だったか小学校だったか。とりあえず結婚を意識していたのは5、6歳の時だったから、かなりませた女の子ではあったと思う。

 

同じ机で給食を食べていた悪ガキの男の子と、いつか結婚したら、私はこのお家を離れなければいけないのと泣いていたことを、20歳を過ぎた今でも何気に覚えている。それほど好きな人だったのか、別に告白をされたわけではないし、両想いでもなかった。

 

でも、なんとなく気になる存在ではあったらしい。今どうしているかは全く分からないけれど、ふと心に幼い日の自分とその人が思い浮かんだ時に、あぁ幸せだったなぁとほのかに感じる。もしまた会える日が来たら、昔の小さな恋心を打ち明けてみたい。

 

小中高とまともな恋愛は出来ずに、焦る十代を過ごした。周りの友達も同じように良い出会い、素敵な恋愛を追い求める旅人で、特定の相手がいないのは寂しいけれど、でも皆でいい人いないかなと嘆きあうのもそれはそれで楽しくて。そういった女同士のじゃれ合いがとても好き。理想を語るならいつまでだって大丈夫。私の友達は皆良い子なのに、いつ会っても近況は「変わりなし。」脱力するような、それでいてほんの少し安心する。
大学に入って、出会いのチャンスは一気に広がった。異性の友達というものもできた。それでも、話すことだけでいっぱいいっぱい。それがもう何だか今までにない経験で、嬉しいやら恥ずかしいやら。恋愛までたどり着くのにはまだ遠い。

 

畏れ多いことに、異性に好かれたこともあった。でも、人間としても女としても、自信が持てなかった。私のどこが好きなんだろうって、いつも思った。ごめんと何度も伝えて、関係はめちゃくちゃになったけれど、それでも友達でいてくれる。やっぱ私には勿体ない人。

 

振られたこともある。今思えば、独占欲でいっぱいで。誰にもあの人と近いポジションを取られたくなくて、それでつい言ってしまった。「ごめんね。」が優しくて、痛かった。また私は誰かを傷つけて、それで時間が経ってから謝って。それでもその人とは友達ですらいられなくなった。それでも会いたい 無性に。

 

本当に人を好きになることが、正直よく分からない。本気の恋愛を、運命の人を私はまだ知らない。好きってなに。一緒にいたいと思うこと?誰よりもその人を想うこと?色んな形の恋愛があるって思うの。別に特別なことはいらない。好きがそれほど多くなくても不安にはならない。恐くなってどうしようもない時に、手を握っていてくれる人が、多分私には必要な人。